究極の家庭菜園!山田錦の栽培日記 2002 020609-021025


6月9日:一世全滅!!

一世を播種してから2週間が経ちました。右の二世(2-1)の苗と比べても判るように、地上に伸びてきていません。被せてあった土を除いて見ると、一世の芽と根は、溶けて(腐って)いました。全滅・・・です!

残りの苗は、順調かといいますと、これも良くありません。グングン伸びてきても良いはずなのですが、何か「いじけて」いるようです。

 

気を取り直して、全滅した一世(奥)を取り除きました。 替わりにNo.3さんから戴いた二世の苗(奥)を植えます。手前は、小生の二世ですが、その差は歴然!!

 

水を張って、様子を見ます。

この後、非常事態が発生しました。水が腐ってドブのような悪臭を発しています。

これは、あの未完熟の「ボカシもどき」を入れすぎたせいに違いありません。

プランターの栓を抜いて、ひたすら水を掛け流し、余計な「養分」を洗い流すための作業が続きました。

「もういいかな?・・・わ、まだ腐る!」 「もういいだろう・・・え!まだだ!!」と3週間が過ぎました。

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7月3日:再度水張り開始!

連日の「肥効成分洗い流し作戦」も、これ以上は限界かと思い、プランターの栓をして、水を張ることにしました。

 

左は、会員No.3さんの二世苗(2001産)。右は、小生の二世苗(2000産)です。小生の苗も頑張って伸びて来ました。どちらも30cmを超えています。 左は、小生の二世苗(2001産)。30cmを超えました。右は、小生の三世苗(2001産)。発芽率も悪く、成長度合いも今ひとつです。

 

さ、久々に水張りです。頑張ってくれよう! おい、みず! 腐るなよお!!

 

昨年大活躍した、エアコン排気熱防御ネットも復活しました。

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8月10日:さぁ、追肥をしましょうか・・・・

 

1ヶ月アップをサボっていました。再び水が腐ったので、また掛け流しを続けています。が、分けつも進み、山田二世兄弟達も、なんとか頑張っているようです。 2001産の二世(左)も、いい感じ。右の三世(2001産)も健気に背を伸ばしています。

 

去年の7月14日に、液肥を追肥としてあげたところ、一気に背が伸びました。今は、最長80cmですが、山田たちへ暑中見舞として栄養をあげてみましょう。

南大分の園芸店に行き、店長のおじさんに聞きました。「稲には、何がいいですかね?」 「え?稲??あんた、何しちょるん?」 -説明- 「これからは、幼穂形成期だから、窒素は少ない方がええんじゃ。プランターなら、液肥でよかろう。」 ということで、ハイポネックス(N:P:K=5:10:5)を購入(480ml、598円)しました。

「ええか!穂の子供が出来てから振らないと(施用しないと)、背だけが伸びてダメだぞ。背の高い苗をそぉっと剥いて、中に白い毛が生えていたら、それが幼穂じゃけん、その時が振り時じゃ。」

20分レクチャーを受けましたが、稲作にとても詳しい店長さんでした。兼業農家なのでしょうか?おいさん、ありがとう!幼穂は、未だ出来ていないようなので、しばらく様子見ます。

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9月5日:立ち枯れ?

やまぷら会員の皆さんから「出穂宣言」が届く中、小生山田は、元気がありません。

 

葉は、ガサガサ。水をあげても元に戻りません。 穂の出る気配も無く、葉先が枯れています。

 

この稲は、株ごと立ち枯れています。ハイポネックスをあげてみましたが、変化なし。根が吸水していないのでしょうか。

う〜む、今年は失敗したみたいです (T_T)

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9月16日:出穂は、したけれど・・・

葉は、枯れ、うな垂れています。今回は、反省多しです。

左から、[ 1 ]山田一世1999が全滅したのでOさんの山田二世2001、[2-1]山田二世2000、[2-2] 山田二世2001、 [ 3 ]山田三世2001 です。

 

それでも、頑張って穂を出してくれました。

貴重な籾!スズメ対策をしっかりせねば!!

穂が出たのは、Oさん苗[1]が3穂。山田二世2000[2-1]が3穂、山田二世2001[2-2] が3穂の計9穂。山田三世2001[ 3]は、ダメでした。

 

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10月5日:刈取りしました・・・

やまぷら会員の多くの方々も、今日が刈り取りのようですが、こちらは、枯れ取りです (^_^;

 

穂は出たのですが、殆ど結実はしませんでした。

白いメッシュは、スズメ対策ネットですが、スズメさんは、見向きもしてくれなかったようで、必要なかったようです (^_^;

1分で刈り取り作業終了。寂しくなったプランターに何を植えましょうかね。いや、その前に今回失敗の原因である、土を処分しなければ!

今日、某農産物直売所で「米ヌカぼかし」を買ってきました。一から土作りします。

 

刈り取った穂は、これで全部です!なんとも寂しいやら、悔しいやら・・・ 一番マトモな穂でも、粃(しいな)ばかりですね。乾燥の必要もないようなので、このまま保存します。やまぷら収穫祭2002に持っていくのが恥ずかしい (^_^;

 

「酒づくりは米づくり、米づくりは土づくり、土づくりは人づくり」

来年は、土づくりのための人づくりから、初心に帰って捲土重来

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10月25日:山田錦収穫祭2002 

 

    

2度目のやまぷら収穫祭です。参加したやまぷら会員は、7名。

持ち寄った籾や稲藁です。出来の違いは、ありますが、これは凄い量です。今日までに持ち込めなかった会員の分も合わせたら・・・!「期待」が膨らみます (^_^;

今年初参加のKさんは、プランター1個で大収穫。反収換算で、なんと23俵!多分、世界新記録でしょう!!

※ 通常の飯米は、プロ農家で8-10俵/反がせいぜい。酒米は、5-7俵といわれています。質は別としても、プランターでこの量は凄いですね。

 

今回、「試しに・・・」と、普通の飯米と山田をプランター栽培したTさんの籾。

飯米(左)と山田(右)。籾の大きさの違いが判ります。

今日の収穫祭に参加出来なかった会員の稲穂を手で「脱穀」しました。

黙々と手作業する、TさんとIさん。ご苦労様でした。

お陰でお店は、藁くずだらけになってしまいましたとさ (^_^;

次のステップ(?)の参考出品酒です。大分県大田村にある白髭田原神社で醸したお酒です。

毎年10月17・18日に開催される「どぶろく祭」で振舞われる「純米生活性酒(どぶろく)」です。神社自らお神酒を造るのは、全国で3社のみ。醸造免許を持っている神社です。今年の出来は、過去30年で最高とのこと。栓を開けると中身が勢いよく飛び出してきました。ピリッとした、美味いドブロクでした。

箱の裏に書いてある説明書き「これは白髭田原神社のお神酒として特にお渡しするものです。貴方と御身内の方に限っていただいてください。」販売免許は持っていないようです (^_^;

今年も、一番美人に育て上げたOさんの稲穂を飾ることにしました。右側が去年産。左側が根付きの今年産です。 1リットル容器に4.7個分。左の開いている容器は、今日までに持ち込めなかった会員の籾が入る予定です。

さて、あ、さて、あ、さて、さて、さて、さてぇ〜!

以上をもちまして、山田錦栽培日記2002を終了したします。

ご訪問戴き、有難うございました m(__)m

潜伏・・・します (^_^;

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